文化財
萌黄縅胴丸(もえぎおどしどうまる) -一宮町指定文化財 有形工芸品-
かつて上総権介広常が源頼朝の東国泰平を祈願した願文をそえ、玉前神社に甲冑一式を寄進した(戦国末期の戦乱により焼失)故事に因み、天保14年(1843)、一宮藩主加納久徴が寄進したものと伝えられます。
イヌマキの群生 -一宮町指定文化財 天然記念物-
千葉の県木イヌマキの大小20本余りが群生しうっそうとしてお宮の杜を構成しています一番の長老は本殿東側の樹高20m・幹囲3.26mの巨木で樹齢300年と言われています。 その他ご神木イスの木(なんじゃもんじゃとも呼ばれる)やご神徳のご縁によるザクロ・イチョウの木を始めケヤキ・クスノキ・シイノキ・サクラなどが季節の移り変わりを告げてくれるのです。
芭蕉の句碑 -一宮町指定文化財 記念物史跡-
本殿西側にマキの大樹に囲まれてたたずむ句碑には、
たかき屋にの 御製の有難を今も猶
叡慮にて賑ふたみや庭かまど はせを
の芭蕉の句に、
名にしおはヾ 名取草より社宮哉 金波
を発句とする表十句が刻んであります。
この碑は、上総千町村 (現茂原市千町)の俳人起名庵金波(河野五郎兵衛)一門によって 建てらたもので、書も金波といわれています。